勉強したいけど、まとまった時間が取れない…
いつ勉強すれば良いんだろう?
そんなことを思う方へ、すきま時間を使った勉強のコツをたっぷりお伝えします。
- 仕事が忙しくて残業ばかり
- 子どもが小さくて家事・育児に追われている
- 仕事と家事・育児の両立をしている
忙しい理由は人それぞれ。
でも、まとまった時間が取れるようになったらちゃんと勉強しよう、と「いつか」を待つのではなく、今あるすきま時間を積み重ねるだけでも勉強の成果は出せます。
わたし自身、
・在宅NGの会社員
・保育園児2人をワンオペ
・日常生活で英語を使う機会0
という状況の中ですきま時間勉強を積み重ね、TOEIC920点を取りました。
実際に経験して得られたすきま時間でも勉強で成果を出すヒントを、この記事では余すことなくお伝えしていきます。
勉強時間がないと嘆いていても始まらないので、1つ1つできることから実践していきましょう!
忙しい社会人でも見つかる!すきま時間っていつ?
まずは具体的に、どんな時間を「すきま時間」として使えるかから説明します。ざっくり分けると、以下のような時間が使えます。
- 移動時間
- 何かをしながらの時間
- タスクとタスクの合間の時間
もう少し詳しく具体例を挙げてみます。
- 朝、会社の駐車場に着いてから始業時間ギリギリまでの5~10分
- 仕事の昼休み中20分
- 定時で上がれたら、保育園のお迎え前に10分
- 授乳中5〜10分
- 子どもが機嫌よく遊んでいる時に、キッチンで立ちながら5分
- 通勤中の電車やバスの中で10~30分
- 子どもの習い事の待ち時間30分~1時間
- 銀行や病院での待ち時間5分~10分
- 洗濯物を干しながら10分
- 朝、子どもが起きてくる前の15分
なんとなくスマホを見て終わる時間とかありませんか?
そこ使えますよ!
1回1回は短い時間でも、積み上げると1日1時間くらいになります。
考えてもすきま時間がなさそうな場合は、「すきま時間を作る」ことも検討してみましょう。
頻度を減らせそうな家事など、今の暮らしを少し変えたらできるかもと思えるものはありませんか?
一度試してダメだったらやめれば良いだけです。
ゲーム感覚で使えそうな時間を探してみてくださいね。
使えるかどうか試しにやってみよう~♪くらいの軽い気持ちでいきましょう。
もっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
▶︎ワンオペワーママの勉強時間の取り方:【1日2時間半】ワンオペワーママはいつ勉強する?勉強時間の取り方
▶通勤時間を勉強に使う方法:【体験談】車通勤中でもできる!英語勉強法3選とおすすめアプリ
▶昼休みに会社でこっそり勉強したい人へ:昼休み中に会社でバレずに勉強する方法4選【社会人の勉強時間確保に】
▶家事しながら勉強する方法:家事しながらできる英語勉強方法3選!【主婦の勉強時間確保に】
【チャート付き】すきま時間にできる英語の勉強法9選
すきま時間にできる勉強は意外とたくさんあります。スマホが使えるとできることも一気に増えるので、
- スマホでできる勉強
- スマホを使わずにできる勉強
以上2つにわけて説明していきます。
スマホでできる勉強
スマホが使えれば、けっこう何でもできます。
- 英語学習アプリを使う
- シャドーイングをする
- テキストの問題を解く
- Podcastやオーディオブックを聴く
手が空いているなら
英語学習アプリがおすすめ。TOEIC対策ができるもの・単語学習ができるもの・講義が聴けるものなどたくさんあります。
あらかじめ写真に撮っておいたテキストの問題を解いてみるという方法も。
わたしはスタディサプリを愛用中です!
3分あれば勉強できるので、毎日ちょこちょこ使っています。
CMなどでも有名なスタディサプリ、実際どうなの?という方向けにわたしの体験談を「【体験談】スタディサプリTOEICを忙しい社会人が使って分かったメリット・デメリット」の記事でまとめています。
耳が空いているなら
手が離せなくても耳が空いていれば、音声を聴きながらシャドーイングをしたり、洋書やPodcastを聴いたりが可能です。
シャドーイングは声が出せないなら、口パクでやる手も。
シャドーイングは子どもを抱っこしながらでもできるので、よくやっていました。
▶スマホ活用法「必見!スマホでできる英語学習方法7選【忙しい社会人におすすめ】」
▶シャドーイングのやり方「シャドーイングで効果が出るまでの期間は?効果的なやり方とコツも紹介」
スマホを使わずにできる勉強
スマホが使えない時でもできることはあります。
- 単語帳を見る
- 問題を解く
- 音読をする
- 本を読む
- 独り言を言う
手が空いているなら
単語帳は小さいので持ち運びもしやすく、すきま時間にはぴったりです。
キッチンのすきまでテキストを開いて、1問だけ問題を解くなんてことも。
読書も、kindleなど電子書籍があればよりやりやすいです。
口だけなら使えるなら
手も耳も使えないときには、テキストを開きっぱなしにして音読をしたり、英語で独り言を言ってみたりができます。
わからない単語やフレーズは、手が空いた時にメモして調べます。
何かしなきゃ!と追い詰めるのではなく、楽しみながらできることを探してみましょう。
できることをリストにするのもおすすめ
できそうなことが見つかったら、それをリスト化しておくのもおすすめです。
パッとできることが見つかるよう、以下のようにポイントを決めて分けて整理しておくと困りません。
- スマホやイヤホンが使えるとき・使えない時に分けて書く
- 机に向かわなくても(立ちながらでも)できるものをピックアップする
- 3分あったらできること・10分あったらできること、と使える時間別に書く
作ったリストはすぐに手に取れるようにしておきましょう。
すきま時間を有効に使うコツ
せっかく取れたすきま時間も、何をしようかなと迷っていたらそれだけで終わってしまいます。
すきま時間を有効に使うためには、以下の3つのコツを押さえましょう。
- やることを決めておく
- 使うものはすぐ取れるところに置いておく
- やめることを決めておく
やることを決めておく
時間ができたら何をやるか、具体的に決めておきます。例えば、以下のような感じ。
- 問題集の○ページ(この前の続き)から問題を解こう
- あの音声のシャドーイングをしよう
どの問題集をやろうかな?シャドーイング用の音声は何を使おうかな?から始めると、やり始める前に時間オーバーになる可能性もあります。
事前に決めておくことで、パッと始められます。使う問題集や音声が決まっていない場合は、「すきま時間には音声探しをしよう」と決めておけばそれでOK。
通勤時間などほぼ毎日固定で使える時間があるなら、そこでやることも固定しておくと迷う時間がないのでおすすめ。
何をする時間なのか、はっきりさせておきましょう!
使うものはすぐ手に取れるところに置いておく
いざ勉強を始めようとした時、「あれ?ペンがない」「テキストを2階から持ってこなきゃ」となると使える時間が減ってしまいます。
やることを決めたら、使うものはすぐ手に取れるところに置いておくようにしましょう。
わたしはキッチンにテキストとペンを置いていることも多いです
毎回違うものを準備・片付けするのは面倒だなあ…という方は、全部タブレットにまとめてタブレットで勉強するのもおすすめです。
やめることを決めておく
ちょっと時間ができたらスマホを手に取ってSNSをのぞいたり、なんとなくニュースを見たり…
わたしもやりがちですが、あっという間に時間が溶けるのでもったいないです。
すきま時間に勉強しようと決めたなら、代わりにやめることを1つでも良いので決めましょう。
- 目的なくスマホを見ない。手に取るのを単語帳にする
- なんとなくBGMにしていた音楽をやめる。代わりに英語のpodcastにする
という感じに。
何個も決めると続かないので、まずは1つ決めて実行してみるのがおすすめです。
忙しい社会人がすきま時間勉強を続けるポイント4つ
小さな時間を積み重ねる分、いまいち勉強できている気がしないのがすきま時間勉強の難点です。
できてないと思ってしまうと、どんどん勉強のモチベーションが下がり、やらなくても良い理由探しが始まってしまいます。
勉強を続けるためには、以下の4つのことを覚えておきましょう。
- 時間がかかると思っておく
- できたことに目を向ける
- 脱・完璧主義
- 目的を忘れない
時間がかかると思っておく
なんだかんだ言っても、勉強量が大事なのは否定できません。
1日3時間机に向かった勉強ができる人とすきま時間をかき集めて1時間の人だと、3時間使える人の方が早く成果が出やすいのはもうしょうがないです。
比較すると落ち込んでしまうので、他人は気にせず最初から長期視点で取り組みましょう。
時間がないのに短時間で成果を上げたいというのは無理です。
時間を使えるように根本的に何かを変えるか、長期計画でいくかどちらかにしましょう。
できたことに目を向ける
すきま時間勉強はできたことが見えにくいです。
やっている気がしていたのに思ったほど進んでいないとか、「これしかできなかった」という思考になりがち。
だから、できたことに目を向ける意識が大切です。
できなかったことなんて探そうと思えばいくらでも探せる上、気持ちはどんどん落ちていきます。
今日は5分しかできなかったと思ったら、「忙しいのに5分はできた」と変換してみてください。
たとえ少しでもやったことは事実なので、それを自分で認めましょう。
ただ認めるだけだと次第に甘さが出てきてしまう人は、「改善できそうなことは?」「どうやったらもっと良くなりそう?」という問いかけも忘れずに!
脱・完璧主義
毎日すべてのすきま時間を勉強しよう、できなかった時は他の時間でカバーしようとは思わなくて大丈夫です。
勉強を始めたばかりの頃は特にがんばりがちですが、すべてを完璧にこなそうとするとしんどくて長続きしません。
急な残業があったとか、体調が良くなかったとか、子どもが熱を出したとか、予定変更は付きもの。
できない時はあるものと思っていた方が良いです。
予定変更でいつも以上に時間が取れない日は、
- 単語帳を1ページ見たらOK
- 英語のニュースを聞いたらOK
のように何かしら触れればOKとしても良いですし、スパッと諦めて明日からまた始めるのでも良いと思います。
とにかく無理しすぎないのが大事です。
目的を忘れない
勉強を続けているうちに、「すきま時間に勉強すること」が目的になってしまうことも。
そうすると本来の目的から外れた勉強になっていたり、思うように成果につながらず挫折してしまったりする可能性があります。
手段が目的化するのを防ぐには、定期的なふり返りが1番です。
自分の目指したいこととやっていることがズレていないか?は時々チェックするようにしましょう。
ふり返りのやり方は「定期的なふり返りで勉強をより効果的に!書き方と具体例も解説 」の記事で詳しく解説しています。
すきま時間勉強が向かないものと対処法
すきま時間勉強でカバーしきれない部分はどうしてもあります。
わたしが特に感じるのは、以下の場面。
- TOEICなど試験の模試を通しで解くこと
- 定期的にオンライン英会話のレッスンを受けること
試験問題は普段から1問あたりの制限時間を意識して解くようにはしていますが、2時間ぶっ通しで解く時とは疲労度が違います。
そこは経験しないと掴めないんですよね。
オンライン英会話も、毎回25分をきっちり確保するのはなかなか難しいです。
子どもがいるとスケジュール通りになんていかないので、事前予約しているとなおさら大変。
レッスンを直前でキャンセルしたり、10分で切り上げたりしても25分のレッスン相当のポイントは消費されてしまいます。
対処法
- 模試の通しは半年に1回くらいなら、なんとか時間を作る。人やサービス、頼れるものは何でも頼る。それが無理ならすっぱり諦めて、できる範囲でやったことで試験に臨む。
- オンライン英会話は、予約なしOKの会社・受け放題の会社・1回あたりのレッスン時間が短い会社などを選ぶ。
できることはやった上で、だめならできる範囲でやれることをやる。これに尽きます。
あると便利!すきま時間勉強グッズ
すきま時間をするならあると便利なグッズを紹介します。特によく使うのは以下の3つ。
- ワイヤレスイヤホン
- タブレット
- タブレット用のペン
ワイヤレスイヤホン
ワイヤレスイヤホンがあれば、家事中でも寝かしつけ中でも英語の音声を聞いたり、シャドーイングをしてみたりなど、時間や場所を問わず勉強ができます。
語学の勉強なら触れる時間を大幅に増やせるのが大きな大きなメリットです。
モチベーションが落ち気味の時に勉強法の動画を家事しながら聴いたり、お気に入りの日本語のPodcastを聴いてリフレッシュしたりと活用方法はたくさん!
個人的には、今後ワイヤレスイヤホンなしでは暮らせません!
タブレット
わたしが思うタブレットのメリットは4つあります。
- 持ち運びが楽
- テキストを1つにまとめられるから、忘れ物の心配もない
- 机がないところでも、膝に乗せて勉強できる(ノートでもできるけど書きにくい)
- コピペも簡単だから、紙に写し書きしたり印刷して貼ったりする手間が省ける
家以外の場所で勉強することが多い方には特におすすめです。
持ち運びも楽ですし、使おうと思っていたテキストを忘れた!なんてことも防げるのはかなりありがたいです。
わたしは紙のノートも好きなのですが、便利なタブレットを使うことが多くなっています
タブレット用のペン
タブレットを使うなら、タブレット用のペンがあるとさらに便利です。
紙のノートに近い感覚で使えるノートアプリがあるので、問題集を開きながらノートに答えを書いていくスタイルがタブレット1台でできます。
タブレットと専用のペンがあればどこでもほとんどの勉強ができるようになりますよ。
その他のおすすめグッズは「すきま時間勉強・ながら勉強がはかどる!おすすめ勉強グッズ7選」で紹介しています。
すきま時間を使って勉強を始めよう
すきま時間をうまく使えれば、忙しい社会人でも勉強ができます。
大事なのは無理をしすぎず、楽しむこと!使える時間ややれることを楽しみながら探していくと、自然と継続しやすくなります。
疑問などがあれば、お気軽にコメントやお問合せフォームからご質問ください。
少しずつでも1歩1歩、目標に向かって進んでいきましょう!
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