TOEICの勉強法を検索していて、「TOEIC900点を取るために、1日5時間勉強しました!」みたいなのを見て、「あっ…(そっ閉じ)」となったことがある方のために、この記事を書きました。
時間をかけるのがダメと言ってるんじゃないですよ、もちろん。
時間が取れた方がより早く・確実に目標達成できるのは真実だと思います。
でも、1日1時間勉強時間を取るのがやっとの人もいますよね。
子育て中の勉強時間確保は大きな課題です…
この記事では、ワンオペワーママのわたしが1日1~2時間×1カ月半の勉強でTOEIC880点→920点になった勉強法をぜんぶ書きました。
(週末など、子どもと1日一緒の日は勉強0の時も何日かありました)
900点の壁を超えるためにやったのは、「徹底的な弱点補強」です。
時間がない中でも900点の壁を越えたい方の参考になれば嬉しいです。
TOEIC900点の壁を超えるためには、徹底的に弱点補強!
TOEIC900点超えを狙っているなら、きっと過去に受験歴がありますよね。
自分の苦手な分野もある程度把握していると思います。
わからない場合は過去のアビメ(公式認定証)で、どの分野の得点が取れていないのかを確認しましょう。
で、その苦手分野のみに集中して勉強します!
全体的にやらないと、できてる方のスコアが落ちてきそうで心配…
時間があるなら全部やってOKですが、時間がないなら弱点補強に絞りましょう!
わたし自身もやっぱり心配で全体的に勉強していた時もあったんですが、思うほどスコアが伸びませんでした。
全体的にやっていると、1つにかけられる時間は当然減りますよね。
苦手分野の勉強をしているつもりでも、かけている時間は実はあまり多くないかもしれません。
それならもう点数が取れている部分は最低限触れるだけにして、弱点を潰す方に時間を多く使った方が効果的だと考えました。
わたしはアビメを見て、単語と文法に絞って勉強することにしました。
TOEIC900点を取るためにやった勉強法・参考書
わたしの苦手が語彙と文法だったので、そこに絞って勉強法と使った参考書を紹介します。
具体的にどんな勉強をしたかと言うと、
- 金フレ(金のフレーズ)はTOEIC730点レベルから見直し。定型表現もやる
- 文法対策として、Part5・6の900点特急と黄リー教を使用
- 長文は1日1題公式問題集を解いて、答え合わせと知らない単語チェックのみ
- リスニングは音声を移動中・家事中などに1.2倍速で聞き流しのみ
- 試験直前に1回だけ通しで模試を解く
時間をかけるところ・かけないところをはっきり分けました。
金フレは出かけるときは持ち歩き、時間があれば開くようにしていました
語彙対策
語彙対策としてやったのは、金フレ1冊のみです。
1つレベルが上の黒フレを使っている方もSNSで見かけましたが、金フレに覚えられていない単語が残っているならそっちを潰すのが先だと判断しました。
730点レベルの単語でも覚えていないものが意外と残っていたので、そこから見直し。
730点~990点レベルまでの単語から1日100個は触れることを目標に、何周も回していきました。
やったのは英単語を見て日本語の意味が言えるか。
日本語→英語は飽きてきた時の気分転換程度でした
章の合間にある前置詞・接続詞や定型表現も、これまで手付かずだったので覚えることに。
(多義語はさらっと読んでおしまいでした…)
何周やっても覚えられない単語はノートに書き出して、全問正解するまで何周も繰り返し。
スペルが似ていて取り違いやすい単語は、「あれ?」と思うたびに調べて、金フレに書き込んですぐ確認できるようにしました。
金フレの詳しい使い方は、以下の記事で紹介しています。
文法対策
文法対策としてメインで使ったのは、「900点特急 パート5&6」です。
全部で6章あるのを、1~3日で1章やるくらいのペースで進めました。(週末はできない日の方が多かったかも)
問題はかなり難しくて、初めて解いたときは正答率半分以下だったんですが、解説がすごく有益なんです。
一部引用します。
異なる動詞が4つ並ぶ問題は、①文の意味と②動詞の語法という2つの観点が重要です。ここでは、選択肢の動詞の意味がどれも似ているので、語法に視点を切り替え、後ろの語句との結びつきに注目します。
TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6 P.26より引用
問題のタイプや考え方を説明してくれていて、正解を選ぶまでの道筋がちゃんと見えるんですよね。
この解説をじっくり読んで考え方を身に付けることで、感覚ではなく理屈で選択肢を選ぶことが徐々にできるように。
この「なんとなく」から抜け出せるかは大きなポイントだった気がします
普段は制限時間を意識して問題を解いていましたが、時間を気にせずに考えながら問題を解く時間を作ったのも理屈を定着させるために有効でした。
ちなみに900点特急は3周したかったんですが、2周目の途中までしかできませんでした…
また、TOEICの教材ではありませんが「基本文法から学ぶ 英語リーディング教本」(通称:黄リー教)も文法に対する考え方を大きく変えてくれました。
どういう理屈でその文法が使われるのかというのを1から教えてくれるので、なんとなく感覚で答えを選んでいるのから抜け出せない人にはおすすめです。
わたしはまだ1周目の途中ですが、文法への意識を変えるという点では影響があったように思います。
文字が細かく、とにかく理論!という感じで合う合わないはあると思いますが、ハマる人にはハマる1冊です。
コツコツ積み上げで900点は狙える!
実際にわたしが取り組んできた内容をご紹介しました。
時間が取れなくても、勉強のやりようはあります。
紙のテキストを開く時間が取れないならアプリを使うのも有りですし。
時間がたくさん取れる人よりは時間がかかってしまうかもしれませんし、うらやましく思う気持ちや比較して落ち込む時もあると思います。
でも、少しずつでも積み上げていけば900点の壁は超えられます!
わたしも次なるステップに向けて勉強を開始しました。
一緒にコツコツやっていきましょう!
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