Audible聴き放題対象のおすすめ洋書20選【楽しむコツ付き】

洋書を聴くのって、楽しく続けるのは最初は意外と難しいです。

おもしろそうだと思って選んだ本なのに英語がさっぱり聴き取れなかったり、そもそもうまく本を見つけられなかったり…。

わたしも以前試したことがあったのですが、全然わからなくてすぐに挫折してしまいました。

でも今は楽しく毎日聴いていて、1か月で4~5冊聴ききってしまうほど！

わたし自身の失敗経験も元に、Audibleを楽しむためのコツをたっぷりお伝えしていきます。

Audibleを使うと英語の楽しみ方がググっと広がります。ぜひ読んでみたいと思える１冊を見つけていってくださいね。

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Audibleで洋書を選ぶ時のポイント

「リスニング力にまだ自信がないけどAudibleを使ってみたい！」という人が洋書を選ぶときのポイントは2つあります。

内容を知っているもの

知らない話を1から英語で聞いて理解するのは結構難易度が高いです。

なので最初は特に、以下のどれかに当てはまる本を選ぶのがおすすめ。

有名作や日本人作家の本だと日本語版が手に入れやすいです。なくても良いのですが、本が手元にあると、聴いていて話がわからなくなった時に本を開いてちょっと確認できるので便利です。

自分の知識があるジャンルの本だと、推測しながら読めますよね。初めての本でも理解しやすいです。

大まかな話がわかっていれば途中で迷子になりにくいのが理由です。細かい描写には知らない単語が出てきますが、話の筋に関係なければ気にしない。

実用書はストーリー性があるものなら良いですが、説明調だと1つ1つの内容を理解しないと何を言っているかわからなくなってしまって。

好き嫌いや合う合わないもあると思うので、自分が楽しみやすい方を選んでください。

自分の興味が持てるもの

自分の興味が持てるかどうかも大事です。Audibleは1冊の時間が長いです。10分くらいの短編もありますが、普通の長編の本だと5〜10時間くらい。それ以上のものも普通にあります。

そんな長い時間、興味の持てない内容の英語を聞き続けるって…修行ですか？って感じですよね。

だからぜひ、おもしろそうと思えるものを選んでみてください。

2つのポイントを満たす本を読むと、「わかる！楽しい！もっと読みたい！」と思えてどんどん進みます。

Audibleで聴き放題対象の洋書を探す方法

Audibleで聴き放題対象の洋書を探すのには一手間要ります。アプリ版は細かい検索ができないので、ブラウザで探しましょう。使う頻度が高いスマホの場合で説明しますね。

Audible聴き放題対象のおすすめ洋書20選【初心者向けも】

聴き放題対象で初心者でもAudibleを楽しむためのポイント、

以上2点に当てはまりそうなおすすめの洋書を紹介していきます。

すべて2023年3月現在の情報です

日本人作家の本

The Great Passage/舟を編む（三浦しをん）

主人公が辞書を編纂する部署に異動し、辞書づくりの世界へ没頭していく話です。2013年に映画化もされています。

言葉を扱う話というのもあり、英語はやや難しいですが聴きごたえたっぷりです。

再生時間	7時間31分
日本語版Audible	無
洋書版Kindle	￥721(kindle unlimited対象)
難易度	★★★

The Easy Life in Kamusari/神去なあなあ日常（三浦しをん）

進路が決まらないまま高校を卒業した主人公が強制的に林業の世界に足を踏み入れることになり、そこでの奮闘を描いた物語です。

「舟を編む」と同じ作者ですが、こちらの方が英語はわかりやすいです。林業の仕事自体にも興味がわいてきます。

続編の「Kamusari Tales Told at Night/神去なあなあ夜話」も洋書で聴き放題対象になっています。

再生時間	6時間31分
日本語版Audible	無
洋書版Kindle	￥721(kindle unlimited対象)
難易度	★★☆

Yellow Bird Project/きいろいとり文庫（注文の多い料理店、桃太郎など）

Yellow Bird Projectは本のタイトルではなく著者名です。有名な昔話や童話をたくさん出していて、

など、誰もが聞いたことがあるような本が揃っています。1話あたりも10分～30分程度のものが多く、わかった！聴ききれた！を感じたい初心者にはおすすめです。

再生時間	10分前後
日本語版Audible	無
洋書版Kindle	kindle unlimited対象
難易度	★☆☆

Hard-Boiled Wonderland and the End of the World/世界の終わりとハードボイルドワンダーランド（村上春樹）

世界的にファンの多い村上春樹の著書も、この1冊だけAudibleの聴き放題対象になっています。日本語も聴き放題対象なので、耳からどっぷり村上春樹の世界に浸るのも良いですね。

再生時間	14時間
日本語版Audible	聞き放題対象
洋書版Kindle	￥1,300
難易度	★★★

Hello,Habits/ぼくたちは習慣で、できている（佐々木典士）

ミニマリストである著者の習慣化に関する本。英語もやさしめです。

英語に触れると同時にどうしたら習慣化できるか、悪い習慣を辞められるかも学べるのが実用書の良いところですね。

再生時間	7時間16分
日本語版Audible	￥3,000（聴き放題対象外）
洋書版Kindle	￥1,862
難易度	★★☆

Convenience Store Woman/コンビニ人間（村田沙耶香）

第155回芥川賞受賞作品。「普通」とは何か？を考えさせてくれる話です。日本語版もオーディブル聴き放題なので、日本語版を聞いてから英語版を聴いてみるのもおすすめ。

再生時間	3時間21分
日本語版Audible	聴き放題対象
洋書版Kindle	￥541
難易度	★★★

At the End of the Matinee/マチネの終わりに（平野啓一郎）

映画化もされた長編恋愛小説。こちらも日本語版Audibleが聴き放題対象、洋書版はkindleUnlimited対象です。

日本語版Audibleを聴いてから英語版を聴いたり、kindleを見ながらAudibleを聴いたりと併用しながら聴きやすいです。

再生時間	10時間51分
日本語版Audible	聴き放題対象
洋書版Kindle	￥749（Kindle Unlimited対象）
難易度	★★★

I Am a Cat/吾輩は猫である（夏目漱石）

再生時間	21時間50分
日本語版Audible	聞き放題対象
洋書版Kindle	￥2,113
難易度	★★★

The Rising of the Shield Hero/盾の勇者の成り上がり（アネコユサギ）

Audibleの洋書にはラノベもあります。小説投稿サイトに掲載されている話が電子書籍化されているものもあるようです。

再生時間	6時間52分
日本語版Audible	聞き放題対象
洋書版Kindle	\1414

有名作

Rapunzel and Other Stories/ラプンツェル

ディズニー映画でおなじみの話もAudible聴き放題対象です。ほかにも、以下の話などが聴けます。

• The Little Mermaid（人魚姫）
• Aladdin（アラジン）
• Cinderella（シンデレラ）
• Beauty and the Beast（美女と野獣）

再生時間	54分
日本語版Audible	聞き放題対象（別の出版社の本）
洋書版Kindle	kindle unlimited対象（別の出版社の本）
難易度	★☆☆

Alice in Wonderland/不思議の国のアリス

出版社やナレーターが違う本がいくつか出ているので、声が合わないと思ったら別の本を探せます。

再生時間	2時間44分
日本語版Audible	聞き放題対象
洋書版Kindle	￥691
難易度	★★☆

The Little Prine/星の王子様

再生時間	44分
日本語版Audible	聞き放題対象
洋書版Kindle	￥110
難易度	★★☆

Rich Dad,Poor Dad/金持ち父さん、貧乏父さん

再生時間	8時間22分
日本語版Audible	無
洋書版Kindle	￥847

Winnie-the-Pooh/くまのプーさん

再生時間	2時間46分
日本語版Audible	無
洋書版Kindle	￥99
難易度	★★☆

Anne of Green Gables/赤毛のアン

アンの生涯を書いた有名シリーズの1巻。

再生時間	9時間22分
日本語版Audible	有
洋書版Kindle	kindle Unlimited対象
難易度	★★☆

Darren Shan/ダレン・シャンシリーズ

児童向けのファンタジー小説シリーズの１巻。半バンパイアになってしまった少年の話です。

ハリーポッターはちょっと難しすぎたという人にもおすすめ。

再生時間	5時間34分
日本語版Audible	無
洋書版Kindle	￥150
難易度	★★☆

Sherlock Holmes/シャーロック ホームズ

名作ミステリーの代表ともいえるシャーロックホームズシリーズも、聴き放題対象に何冊もあります。1話で１冊のものもあれば全集も複数あり、検索結果を見ると全部で300冊以上あるよう。

ナレーターの声が合わないと思ったら他を探しやすいのが良いですね。

子ども向けに話を少し簡単にした本もあり、オリジナル版はちょっと難しい…という方におすすめです。

再生時間	11時間4分
日本語版Audible	有（同じ本ではなく、違う出版社からのシリーズ）
洋書版Kindle	￥535
難易度	★★☆

The Story of Doctor Dolittle/ドリトル先生物語

ドリトル先生と一緒に暮らす動物たちとの冒険を描いた物語。

再生時間	2時間28分
日本語版Audible	無
洋書版Kindle	￥119
難易度	★☆☆

Breakfast at Tiffany’s/ティファニーで朝食を

オードリー・ヘプバーン主演の映画としても有名な本。

再生時間	2時間50分
日本語版Audible	無
洋書版Kindle	\1438
難易度	★★★

児童書

初心者向けのポイントとはズレてしまいますが、児童書は英語もやさしめで、知らない話にも挑戦してみたい人にはおすすめです。ファンタジー系が多いので好き嫌いはあると思いますが、自力で聴けた！を味わってみたいなら一度試してみるのも有りです。

Rise of the Earth Dragon

ある日突然、ドラゴン使いに選ばれた男の子の物語。やさしめの英語なので、話の流れは掴みやすい印象です。

シリーズ物で、現在21巻まで出ています。

再生時間	48分
日本語版Audible	無
洋書版Kindle	¥562
難易度	★☆☆

聴き放題対象外

聴き放題対象外の本は購入することになるので、退会した後もずっと聞けます。これは繰り返し聴きたいと思う本は、購入するのもおすすめです。（聴き放題の本も、単独で購入可）

Harry Potter/ハリーポッター

超有名作なだけあって、ナレーターの読み方が臨場感たっぷりでめちゃくちゃ良いです！同じ人が喋っているの？と疑いたくなるほどキャラクターによって声色が違うので、今喋っているのは誰？と迷子にならずに済みます。

わたしはAudibleで初めて読んだのががハリーポッターだったので、そのあと違う本を読んだとき、抑揚が少ない…のっぺりしてる…と正直思ってしまったくらいでした。

安い価格ではありませんが、1冊10時間を超えていますし、繰り返し聴いて楽しめます。ハリーポッターをおもしろいと思ったことがあるなら、1冊買ってみても損はないと思います。

再生時間	8時間25分
日本語版Audible	聞き放題対象
洋書版Kindle	￥1,190
Audible単体価格	￥3,378
難易度	★★☆

＼30日間0円で楽しめる／

Audibleはちょっと難しすぎるかも…と思ったら、英語学習者向けのレベル別の洋書が聴ける「audiobook.jp」というサービスもあります。詳しくは「audiobook.jpで聴けるおすすめ洋書と楽しく聴くコツ【聴き放題対象】」の記事で読めます。

Audibleは難しい？楽しく聴くためのポイント

耳だけで英語を理解するのは、けっこう難易度高めではあります。聴いてみたけどやっぱりよくわからない！と思い、わたしも過去に1冊も聴ききれず挫折してしまったことがありました。

楽しく聴き続けるためには、以下の3つのポイントを意識すると良いです。

1言1句理解しようとしない

すべてを理解しようとするのは、はっきり言って無理です！日本語でも、聞こえてくる話をすべて聴きもらさず理解していないですよね。

母語である日本語ですらそうなので、英語ではなおさら難しいです。なので大事なのは、すべてを理解することではなく話の流れがわかればOKくらいに考えておくこと。

1回目はおおまかなあらすじをつかみ、2回目はもう少し細かいところまで、と回数を重ねて理解していっても良い訳です。1回で完璧を求めず、力を抜いて楽しんでみてください。

つまらない、わからないと思ったら次の本へ

聴いていて、なんかつまらない、やっぱり理解できないと感じることもあるはず。そんな時はためらわず次の本を探しましょう！

つまらないと思ったまま聴いていても、やる気が減っていくだけです。（後半どんでん返しがないとも言えませんが…）

あと、意外と大事なのがナレーターの声との相性。心地よく聞ける人もいれば、そうじゃない人も。臨場感たっぷりに話す人、淡々と話す人、色々います。男性・女性でもまた違います。

これも合わないと思ったら本を変えるのがおすすめです。読みたい話でナレーターが合わないと残念ですが、しょうがない。

不思議の国のアリスやシャーロックホームズなど、古い名作は同じタイトルで複数冊の本があるものもあります。ナレーターが違う本を探して聴いてみるのも有りです。

バッジ機能を楽しむ

これはおまけですが、Audibleには本を聴いた冊数や時間によってバッジがもらえる機能があります。

これを集めるのがコレクション気分で楽しいんです。もらったバッジは一覧で見ることができ、増えていくのを見ると嬉しくなります。

バッジを集めるのをモチベーションの1つにして、聴き続けてみるのも1つの楽しみ方です。

Audibleの洋書を英語学習に活用する方法

Audibleの使い方は以下の2種類あります。

多聴の素材として使う

1つ目が多聴の素材、つまりたくさん英語に触れることを目的として使うこと。以下のようなすきま時間・ながら時間を使って、とにかくたくさん聴きます。

そもそも英語に触れる時間、聴いている時間というのは日本で生活していると限られていますよね。少しでもその時間を長くするのに、Audibleは最適です。

この使い方をするなら持っておきたいのがワイヤレスイヤホン。これがあるだけで、聴ける時間が一気に増えます。

わたしは元々音楽はほとんど聞かないので買うのを躊躇していたのですが、それでも毎日使っています。

Audibleの他、英語のPodcastを聴いたり、YouTubeを聴いたり、日本語で好きな人のVoicyを聴いたり、使い道はいくらでも。

▶Amazonのランキング上位のワイヤレスイヤホン。セールの時は2,000円以下で購入できることも！

シャドーイングの素材として使う

2つ目が、シャドーイングの素材として使うこと。聴こえた音声を真似して声に出してみます。

Audibleのナレーターはみんなクリアに発音してくれているので、シャドーイングはしやすいです。とは言っても、以下のように難しい点も。

• Audibleだけではスクリプトがないので、正解が確認できない
  →本を持っている（紙でも電子書籍でも）ものでやってみる
  
• 音声が長いので区切りにくい
  →1シーンで区切っても長め。全文をしっかりというよりは、気になったフレーズ部分だけを真似する、ゆるめのシャドーイングが良いかも。

どちらかというと、中・上級者向けの使い方です。シャドーイングをしっかりやりたい人は、もっとやりやすい素材を探した方が良いです。

聴きながら、気になったところだけをたまにシャドーイングしてみる、くらいの意識でも良いと思います。

Audibleで気軽に洋書を楽しもう

リスニング力に自信がない人でもAudibleを楽しむコツをお伝えしてきました。

一度わかる！おもしろい！と思えるとどんどん聴けて、聴き終えると次の本を探したくなり、と良い循環で英語に触れる時間を増やせます。

以上のポイントを忘れず、楽しくAudibleを活用してリスニング力をアップさせていきましょう。

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