勉強の目標の立て方って、実はいつも適当…
なんとなく始めちゃって、いつの間にか挫折してるんだよね。
今度こそは目標を決めてやりたいんだけど…
そんなお悩みを解決します。
社会人になってからの勉強は強制力がないことも多いですよね。
なんとなく目標っぽいものを決めて勉強を始めるものの、どこか自分ごととして捉えられていなくて、甘くなったり勉強自体いつの間にかやめてしまったり。
この記事では、
- 目標の立て方
- 目標を設定するときのポイント
を1つずつていねいに解説していきます。
わたしは元々、大の目標設定苦手。目標なんて立てても意味ないじゃん!とずっと思っていました。
最近ようやく自分ごとだと思える目標の立て方がわかってきたので、20年前のわたしにも納得してもらえるよう書いていきたいと思います。
ステップ形式で解説するので、ぜひあなた自身の目標を考えつつ読み進めてみてくださいね。
そもそも目標とは?
まず最初に、そもそも目標ってどういうものだっけ?というところから解説していきます。
よく使われる言葉ですが、意味を聞かれるとパッと答えられない人も多いのでは?
目標=目的を達成するために必要な到達点
です。
最終的なゴール(=目的)までの道のりの途中途中で、目印や通過点となるものが目標です。
具体例を出すと、
目的:英語を使った仕事をしたい
目標:TOEICで800点を取る
こんな感じです。
なので、そもそもゴールが決まっていないと目標を立てることができません。
ゴールがはっきりしていない方は、「勉強してどうなりたい?目的の決め方を解説【勉強を始める前に絶対やってほしい】」を先に読んでみてください。
4ステップでできる勉強目標の立て方
ここからは、目標の立て方を4ステップで解説していきます。
- 目的を達成するためにほしいスキル、必要なことを考える
- 中間目標を決める
- 行動目標を決める
- 期限を決める
STEP1:目的を達成するためにほしいスキル、必要なことを考える
まず、
- 何ができたら目的が達成できたと思うか
- どんなスキルが必要か
を考えてみます。
以下の手順で進めます。
- 思いつくものをどんどん書き出す
- 書き出した中から1番大事だと思うものを選ぶ
- 選んだものができたら目的達成となるか、確認する
最初は、思いつくものをどんどん書き出していきましょう。
これは違うかな?と判断せず、まずは自由に書き出すのがポイント。
思いつかない場合は、似たようなことに取り組んでいる人を検索してみると、アイディアが見つかるはずです。
書き出し切ったら、1番大事だと思うものを選びます。これが最終目標になります。
選んだものができたら目的達成となるか?と逆方向からも確認してみましょう。
目的達成できるかはっきりわからない場合もあると思うのですが、
- 達成できる気がする
- 少なくても近付けるはず
と思えればOKです。
STEP2:中間目標を決める
次に、中間目標を決めます。
最終目標に辿り着くまでの過程で通過点になることを考えてみてください。
中間目標を決める理由は、最終的な目標があまりに遠いと気持ちが続かないから。
途中の通過点も見えるようにしておくことで、挫けにくくなります。
具体例を出しますね。
- TOEIC800点が最終目標→TOEIC600点・700点を中間目標に
- 仕事で使えるくらい英語を話せるのが最終目標→オンライン英会話でフリートークが10分続くのを中間目標に
- 字幕無しで映画を見たい→お気に入りの映画のワンシーンの英語がすべて理解できるのを中間目標に
中間目標って何個くらい必要なの?
必要な数は人それぞれ!正解はありません。
0でも良いし、多めに設定してもOK。
最終目標によって、中間目標の決めやすさも変わりますしね。
最終目標が試験の点数なら中間目標は設定しやすいですが、スキルだと悩んでしまうかもしれません。
例の2つ目のように時間を入れたり、3つ目のように過程の一部を小さく切り取ったりして考えてみてください。
中間目標がいくつあれば良いかは、正直やってみないとわからない部分ではあるのですが、最初は細かめがおすすめ。
もっと大まかで良いかな。なんか違うな?と思ったら、途中で変えてOKです。
STEP3:行動目標を決める
続いて、中間目標に到達するためには何をすれば良いか、具体的な行動を考えます。
具体例を出しますね。
中間目標 | 行動目標 |
---|---|
TOEICで600点 | 問題集を2周する 単語帳の1〜3章を覚える |
オンライン英会話でフリートークが10分続く | 会話集のテキストを3周する 興味がある話題の単語やフレーズを50個集めて覚える |
やることがだいぶ見えてきました。
最終目標までの行動目標をすべて決めるのは難しいので、まずは1つ目の中間目標までを考えてみましょう。
行動目標って、計画と同じじゃない…?
混同しがちですが別物です!
2つの違いは、
行動目標:何を・いつまでに
計画:いつ・どうやって
です。
行動目標は何をやるか決めるだけですが、計画は、日々の行動に落とし込めるようさらに詳しくしていきます。
STEP4:期限を決める
STEP1〜3で決めた最終目標・中間目標・行動目標をそれぞれいつまでに達成したいか、期限を決めます。
期限が何もないとダラダラしてしまうので、仮でも良いので決めましょう。
無理しすぎず、頑張ればできそうと思えるくらいの期間を設定します。
挫折しにくい目標を立てるためのポイント
目標を考えるときのポイントについて解説していきます。
目標設定のよくある失敗
目標を決めるときにやってしまいがちなのが、この2つ。
- どうなったら達成かがわからない目標を立ててしまう
例)字をきれいにする・姿勢を良くする - 高すぎる目標にしてしまう
例)1ヶ月の勉強でTOEICを500点アップさせる
このような目標を立てると、
できたかどうかは自分の捉え方次第になってしまったり、熱量の高い初期を過ぎたら挫折してしまったりします。
では、はっきり「達成した!」とわかって、目標を立てるためにはどうしたら良いでしょうか?
目標を考えるときのポイント
ポイントは2つあります。
- 数字や期間を入れて、一目で達成したかがわかるような表現にする
- 達成できそうと思えるものにする
達成できたか1番わかりやすいのは、数字を入れること。
何点アップとか、何時間勉強とかですね。
いつまでに達成したいか、期間を入れるのも良いです。
また、達成できそうと思えるかも大事なポイントです。
いくら目標を立てても、内心「これは無理だよな〜」と思っていたら達成はできません。
行動を積み重ねていけばできるかも、と思えるくらいにしましょう。
【応用編】良い目標かを判断する5つのポイント
これは応用編なのですが、「SMART」という目標設定のポイントをまとめた合言葉のようなものがあるので、ご紹介しますね。
SMARTとは、それぞれの単語の頭文字を取ったものです。
S:Specific(具体的に)
M:Measurable(測定可能な)
A:Achievable(達成可能な)
R:Related(関連性のある)
T:Time-Bound(時間制約がある)
もう少し詳しく説明します。
S:Specific(具体的に)
→「きれいに」「上手に」などあいまいな言葉ではなく、具体的にする
例)きれいに→ゴミ1つない・上手に→○○の条件を満たすように
M:Measurable(測定可能な)
→数字を入れる
例)30日以内に・1日3回
A:Achievable(達成可能な)
→達成できそうと思える
R:Related(関連性のある)
→目的に合った目標になっている
T:Time-Bound(時間制約がある)
→いつまでに達成したいか、期間が決まっている
ここまでチェックできれば、これさえやれば目的に近づける!と思える目標になっているはずです。
目標は途中で変えてもOK
目標は1度決めたら最後までやり遂げないと…と思っているかもしれませんが、途中で変えてもOKです。
山に登るのだって、ルートは1つだけじゃないですよね。
やっていく途中で「なんか違うな?」と思ったら、見直す機会です。
この目標に向かってがんばりたいと思えるよう、必要なら変えていきながら勉強を続けましょう。
目標ができたら計画を立てよう!
目標が立てられたら、次は計画を立てていきましょう。
達成するために具体的に日々どんなことをすれば良いのか?を考えていきます。
目標が決まっていれば計画も難しくないです。
1つずつ進めていきましょう。
詳しい勉強計画の立て方は、「忙しいママでも計画倒れしない!挫折しにくい勉強計画の立て方と3つのコツ」を読んでみてくださいね。
このブログでは、忙しいママのための勉強のコツについて書いています。
「【保存版】社会人が英語学習を習慣化する方法|ワーママが勉強し続けるコツを解説」にまとまっていますので、良かったら読んでみてください。
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